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【話題】『SLAM DUNK』はなぜ“ダンク”で終わらなかったのか?★2

芸スポ速報+
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2020/05/11(月) 09:00

※本稿では『SLAM DUNK』と『DRAGON BALL』の最終章の展開について触れています(筆者)【画像】クライマックスシーンが描かれた『SLAM DUNK』31巻 その時――チームの絶対的エースにボールは渡った。エースはそのまま凄まじい勢いでゴール下までドリブルしていき、シュートを打つために高く飛んだ。だが敵もさるもの、ふたりの相手チームの選手が、彼のシュートを阻止するためにほぼ同じ高さまで飛んでいる。残り時間は2秒。わずか1点の差が重くのしかかってくる。と、その瞬間、エースの目に、すぐ傍で両手を広げて立っている赤い髪の少年の姿が映る。「左手はそえるだけ…」。そうつぶやく赤い髪の少年に、エースはすべてを託すことにした。それは、バスケの天才である彼がはじめて、“初心者”の元不良少年を一人前(いちにんまえ)の選手――いや、“仲間”として認めた瞬間だった。パス。そして――。
 これは、ご存じ井上雄彦の『SLAM DUNK』のクライマックスシーンだが、ここにいたるまでの23ページはセリフもナレーションも一切なく、つまり、絵だけで試合の流れや選手の動きを見せている。週刊連載の漫画としてはなかなか思い切った表現ではあるが、こうした描写はそれまでのスポーツ漫画でなかったわけではないし(たとえば小山ゆうが『がんばれ元気』のクライマックスシーンで、20ページに渡って同様の描き方をしている)、すでに多くの書き手がいろいろな角度から論じていることだろう。だから本稿ではそうした漫画表現論的なことよりもむしろ、前述の赤い髪の少年――主人公の桜木花道が放った最後のシュートが、なぜ、作品のタイトルにもなっている、そして絵的にも派手なダンクシュートではなく、「左手はそえるだけ」からの基本に忠実なシュート(ジャンプシュート)だったのか、ということを問題にしたい。

この記事へのコメント

完結しない一流の作品は 完結した三流の作品より後世に残らない なぜなら語りようがないから

> ダンクとレイアップしか決めることのできなかった桜木のために、キャプテンの赤木が通常の練習のあとも体育館に残って、何度も反復させた基本的なゴール下のシュートの“教え”のひとつだ 決勝点のシュートは安西先生が教えて洋平たちが協力したジャンプシュートじゃん なんだよこのズレた記事

結局ダンクシュート決めたことあったっけ?

俺の印象 桜木→ロッドマン ゴリ→ユーイング 流川→ジョーダン?ハーダウェイ? 三井→レジーミラー? 宮城→ケビンジョンソン なんだけど間違い正してくれ。

よくアニメの方の話する人が居るが、あんな躍動感のないドリブル描写でよく見切りつけなかったもんだと感心するわ

第一部完って終わり方が1番寒かったよな 誰もが続編なんてねーよwって分かってたから

女目線で見ると見事にダメンズしか出てこない 彼氏や旦那としてまともそうなのが小暮くんと洋平くんとヤスぐらいしかいない

高校生にあんな2メートル超えや、190超えがそんなに居るの? 地区予選から満員御礼の会場なのかジャンプみながら不思議に思ってたな

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