ニュースを更新

【車】運転中は使っちゃダメ? ハイブリッドやAT車の「N」レンジは何のために付いているのか

ニュース速報+
873
2020/06/22(月) 08:46

一般的なエンジン車、ハイブリッド車、電気自動車ともにシフトレバーには、N(ニュートラル)レンジが必ず付いている。愛車のシフトレバーにも「N」レンジがあるという方がほとんどではないだろうか。
 しかし、今やマニュアルトランスミッション(MT)車は少数派であり、日常の運転で、このNレンジを使うことはほとんどない。
 では何のために付いているのだろうか? 当記事では2ペダル車のNレンジの意味、Nレンジを使うケースなどを改めて紹介したい。
文:永田恵一、写真:トヨタ、ホンダ、日産、スバル、スズキ、ダイハツ、マツダ、ポルシェ、VW、平野学、ベストカー編集部
【画像ギャラリー】いろんなクルマのシフトレバー大特集!!
走行中にNレンジを使うシーンはある?
 2ペダル車のNレンジも、MT車のニュートラルと同様にギアがどこにもつながっておらず、アクセルを踏んでも動力が伝わらないフリーになった状態である。
 このことは坂になったところで「P」レンジからギアを変える際に「ガツン!」という手応えがあることからも分かるだろう。
 MT車では停止中などにニュートラルを使うことは多々あるが、2ペダル車でNレンジを使うケースはどんな時だろうか?
 AT車で走行中Nレンジを使うことはないと思ってほしい。稀に「AT、MTともに下り坂ではニュートラル、Nレンジで空走させると燃費がいい」と言う人がいる。
 この点については、最後に書くこととの関連で絶対に違うとは言い切れないのだが、AT車、MT車ともに下り坂などでアクセル全閉の時は、燃料を噴射しない燃料カット、ハイブリッド車や電気自動車なら回生制動となる。
 それゆえ、エネルギー消費ゼロなので燃費/電費はマックス状態となる。そのためNレンジで走行しても燃費のアドバンテージは微妙だ。
 燃費/電費以前に、Nレンジで走行すると空走状態なので、当然ながらエンジンブレーキが効かないため、箱根ターンパイクのような急な下り坂だとフットブレーキの負担が強烈になる。
 フットブレーキを多用すると、加熱によりブレーキペダルで操作するパッドやシューといった摩擦ブレーキが最悪効かなくなるフェード現象が起きやすくなり非常に危険だ。
 加えて、特にATやCVTなどのトランスミッションがある2ペダル車の場合、NレンジだとATF(オートマチックフルード)などの作動油による潤滑や冷却が正常にできず、トラブルの原因につながる恐れもある。トランスミッションは高価な部品だけに壊れると非常に痛い。
Nレンジを使うのはほとんど緊急時
 では、走行中以外にNレンジを使うのがどんなときかといえば、そのほとんどは緊急時である。具体的には以下のようなシーンだ。
・クルマがトラブルなどで動けなくなり、押して移動したいとき
 そういったときはパーキングブレーキを解除し、Nレンジにして何人か人がいればほとんどの乗用車は動かせるものだ。
・他車にけん引してもらうとき
 難しいところや駆動方式も含めクルマによっては不可の場合も多々あるため、あまり勧められることではないが、故障した自車を他車に引っ張ってもらい移動するけん引をしてもらう際にはNレンジにしないとけん引できない。
 けん引してもらう際には注意事項も多いので、自車がけん引可能かも含め取扱説明書を必ず確認し、不安なときには無理はせずJAFなどに救援を求めて欲しい。

この記事へのコメント

長い下り坂をNで行くのおもろいやん!

俺もN使ったことないな

燃費計測で加速してないときN入れて最高燃費出した会社あっただろ?

信号待ちで止まったらNにしてサイド引くだろ?

飯塚幸三「上級様の運転にはそんなもん不要なんじゃよフォフォフォ」

渋滞時でNにしてサイド引いて足の負担を減らすとかあったけどな 今はクルーズコントロール使ったり 電子パーキングでサイド使わなくなってるからな 簡易的なサイドはあるけど

>>1 AT限定()ゆとり「ミッション車ガー」

うちのセレナepowerはN付いてないぞ?嘘っぱち書くなよ

コメントをもっと見る