大阪府藤井寺市の教科書汚職事件を受け、文部科学省は8日、教科書会社「大日本図書」(東京)の新たな中学教科書の発行を認めないとする罰則を適用する方針を固めた。次の教科書検定で不合格とする内容で、適用は初めて。文科省は、同社の不正行為が教科書選定の公正性をゆがめたとして、重いペナルティーを科す考えだ。 藤井寺市の事件では、大日本図書の元役員(贈賄罪で略式命令)と社員(同)から依頼を受け、市の教科書……