性的少数者への理解を広げるための「LGBT理解増進法案」について、自民党は本格的な議論を4月に投開票される統一地方選後に先送りする方向だ。首相秘書官の差別発言を受けて、岸田文雄首相が法案提出に前向きな姿勢を示したが、党内の意見がまとまらないことで選挙に悪影響となることを懸念した。 法案は2021年、自民も含む超党派の議員連盟を中心にまとめたが、盛り込まれた「差別は許されない」の文言に自民の保守……