【メキシコシティ=清水孝輔】スペイン電力大手のイベルドローラは4日、メキシコで手がける火力発電所などの資産の大半を現地の投資会社に約60億ドル(約8000億円)で売却すると発表した。メキシコ政府系の投資基金などが資金を拠出し、買収後は国営企業が発電所を運営する。メキシコ国内の電力産業に対し、同国政府の影響力が高まる可能性がある。イベルドローラはメキシコで担う発電容量の87%にあたる火力・風力発電……