厚生労働省が6日発表した4月分の毎月勤労統計調査(速報)で、物価を考慮した働き手1人あたりの「実質賃金」は前年同月比で3・0%減った。減少は13カ月連続。物価が高止まりし、賃金が目減りする状況が続いている。 「名目賃金」にあたる現金給与総額は1・0%増の28万5176円。このうち基本給などの所定内給与は1・1%増の25万3855円、残業代などの所定外給与は0・3%減の1万9699円だった。 ……