「どうだ明(る)くなったろう」。100円札を燃やす成り金を描いた時事漫画で有名な和田邦坊(1899~1992年)に知られざる弟子がいたことが、邦坊の地元、香川県の灸まん美術館(善通寺市)の調査で明らかになった。定説では弟子はいないとされていた。弟子は「邦輔」を名乗って漫画家を目指しながら、書生として邦坊を支えていたとみられる。 邦坊は戦前に映画化もされ大ヒットした小説「ウチの女房にゃ髭がある」……