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【山形】スイカの定植ピーク 夏スイカ生産量日本一の尾花沢市

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2020/05/11(月) 03:18

農地に広がるビニールトンネルでスイカの定植が進められている=尾花沢市名木沢


 夏スイカ生産量日本一の尾花沢市で、定植作業がピークを迎えている。あちこちの農地に膝丈ほどのビニールトンネルが並び、生産者が手作業で苗を植えている。

 同市名木沢の「あべ農園」は7.5ヘクタールの園地に小玉も含め12品種を栽培している。トンネルは霜対策と定植前に地温を暖めるためのもの。従業員は一定間隔で苗を植え、手でしっかりと土をかぶせていく。今後は手間を掛けてつる引きや交配を行い、一つの苗にずっしりと重く、甘いスイカを2個か3個実らせる。

 同園専務の阿部真一さん(42)によると、雪不足の影響で今年は土に水分補充をしているという。収穫はハウス栽培が6月15日ごろ、露地物は7月10日ごろから始まる。阿部さんは新型コロナウイルスの販売面への影響を懸念しつつ「スイカは季節もの。暑い夏になれば」と話していた。

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