自民党執行部が進める派閥裏金事件の処分を巡り、基準となる「線引き」に対し、恣意(しい)的との指摘が与野党から出ている。 執行部は早期決着をもくろむが、内輪でのごたごたが長引けば、党に注がれる視線は厳しさを増しそうだ。 「国民から厳しい目が向けられ、大きな政治不信を招いている。関係者の処分が必要と判断した」。茂木敏充幹事長は2日の党役員連絡会で、関係議員ら39人を処分対象とする方針を説……