現行のエネルギー基本計画は、2050(令和32)年のカーボンニュートラル(温室効果ガス排出実質ゼロ)に向け、政府が令和12年度に温室効果ガスを平成25年度比で46%減らすと打ち出した目標を念頭に決まった。今回の見直しで、どれだけ深堀りされた内容になるかが注目される。電源構成では原発をどう位置付けるかだ。この10年で原発再稼働は限定的だった。原発の高経年化が指摘される中、「リプレース(建て替え)」……